ブレント原油、7月下旬以来の100ドル超 中東でタンカーや石油施設攻撃続く

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アメリカとイランが湾岸地域で互いにタンカーを攻撃し、イエメンの親イラン武装組織フーシ派がサウジアラビアの石油施設を攻撃している状況を受け、北海ブレント原油の先物価格は9日、1バレル=100ドルを超え、7月24日以来の高値を付けた。
国際指標のブレント先物は9日午後の時点で、前日比2.77ドル高の1バレル=100.70ドルをつけた。
アメリカとイスラエルが2月28日にイラン攻撃を開始する前には、ブレント先物は1バレル=70ドル前後で推移していた。
米中央軍は8日、イランが過去2日間で2度にわたり米軍艦を標的にしたことへの報復として、米軍が同日、イランのタンカー5隻を攻撃したと発表。イランのイスラム革命防衛隊とつながりがあり、オマーン湾に停泊していたイランの石油タンカー4隻と、イラン湾岸の主要油田カーグ島付近のタンカー1隻を標的としたと付け加えた。
対するイランのイスラム革命防衛隊は、報復としてタンカー8隻と米海軍の駆逐艦2隻を攻撃し「甚大な損害を与えた」ほか、ヨルダンにある米軍基地も攻撃したと発表した。
これについて米中央軍は、アメリカの艦艇2隻をイスラム革命防衛隊が攻撃したという主張は事実と異なると反論した。
イランはこのほか、ヨルダンにある米軍基地にミサイルを発射。これについてヨルダンは、イランのミサイル20発のうち18発を自国の防空システムで撃墜したと発表した。ヨルダン軍の報道官によると、残りの2発は無人地帯に落下した。
イスラム革命防衛隊はさらに、ホルムズ海峡を越えてアラビア海にまで及ぶ新たな「航行禁止区域」を設定する方針だと述べた。
革命防衛隊のホセイン・モヘビ報道官は9日午後、イラン国営テレビに対し、「オマーン海の一部と、ホルムズ海峡につながる航路沿いのアラビア海の別の一部」を対象に、新しい「航行禁止区域」の座標を近く発表すると述べた。
報道官は、「どのような船舶も調整なしにその海域に入れば、我々の制裁措置の対象となる」と述べた。
フーシ派の攻撃

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イランが支援するフーシ派は9日、イエメンに対するサウジアラビアの攻撃が数十回に及んだと報告した。前日には、ドローンとミサイルによる攻撃でサウジアラビア国内の複数の石油施設で火災が発生していた。
フーシ派は8日には、サウジアラビアのエネルギー施設と民間インフラを攻撃した。サウジアラビア当局によると、この攻撃で73人が負傷した。
サウジアラビア軍とエネルギー省によると、ドローンとミサイルによる8日の攻撃で石油施設や関連設備で火災が発生し、一時的な操業停止を余儀なくされた。
フーシ派は7日には、サウジアラビアがイエメン・ハズムにある刑務所を爆撃したと非難。フーシ派のヤヒヤ・サレア軍事報道官は9日、これまでに民間人23人の遺体ががれきの中から収容されたと述べた。
フーシ派はさらに9日、イエメン国内で支配するマーリブ、ジャウフ、タイズ、ホデイダ、サアダ、バイダの各県で、サウジアラビアによる空爆が50回以上あったと報告した。
これについて、サウジアラビア軍はコメントしていない。
イエメン南西部の沿岸地域でも、激戦が続いている。フーシ派は3日、紅海とアデン湾を結ぶバブ・エル・マンデブ海峡の支配権を確立するため、サウジアラビアの支援を受けるイエメン政府軍に対する大規模な攻勢を開始した。
暫定政府軍とフーシ派の衝突による死者は、9月に入ってから既に500人を超え、2万人近くが避難を余儀なくされているという。
フーシ派は7月20日、紅海の南の玄関口であるバブ・エル・マンデブ海峡をサウジアラビアの船舶に対して封鎖すると発表していた。














