米アマゾンの貨物機が滑走路をオーバーランし炎上、5人死亡 マイアミ国際空港
マックス・マッツァ記者
米フロリダ州マイアミ国際空港で6日、米アマゾンの貨物を輸送する「アマゾン・エア」の貨物機が着陸時に滑走路をオーバーランし、炎上した。この事故により、5人が死亡、5人が重傷を負った。
ボーイング767-300型機は、米領プエルトリコ・サンフアンのルイス・ムニョス・マリン国際空港を離陸し、現地時間同日午後2時(日本時間7日午前3時)直前にオーバーランを起こした。その際、地上の複数の車両に衝突した。
アマゾンは、「何が起こったのかを正確に把握するため、地元当局や関係者と緊密に連携している」と述べた。
米連邦航空局(FAA)は事故を受け、マイアミ空港で全便の運航停止を命じた。
マイアミ・デイド郡のダニエラ・レヴィン・カヴァ首長は6日夜の記者会見で、「少なくとも5人が死亡し、5人が負傷した」と説明。事故発生から「数秒以内」に救助隊が現場に到着したという。
「今は家族や負傷者、そして現在進行中の対応に注力している」と、レヴィン・カヴァ氏は付け加えた。
マイアミ消防署のライード・ジャダラ署長によると、負傷者5人のうち3人が重体だという。カヴァ氏は、全員が「負傷の程度が不明な状態」で病院に搬送されたと述べた。
ジャダラ氏はまた、負傷者のうち数人は地上の車両の中に閉じ込められたり、下敷きになってたりしていたため、消防士や救助隊員によって救出される必要があった説明した。
当局は、オーバーランの原因を特定するには時期尚早で、国家運輸安全委員会(NTSB)が調査を行うと述べている。NTSBは、アメリカのすべての航空機事故を調査する連邦機関。NTSBは7日に記者会見を予定している。
オーバーランを起こした「プライム・エア7598便」は、ノースカロライナ州に拠点を置くチャーター会社21エアが運航していた。マイアミ国際空港は声明で、同便は「マイアミ国際空港の斜め滑走路をオーバーランし、空港の北西端で動けなくなった」と発表した。
デイド郡の消防救助隊によると、隊員らが現場に到着したところ、飛行機は炎上しており、激しい炎と煙が上がっていたという。

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事故を受け、消防士200人以上が出動した。ジャダラ署長によると、炎は消し止められたが、現場ではまだ燃料漏れが続いているという。
アマゾンのグローバルメディア広報担当ディレクター、ケリー・ナンテル氏は、「マイアミ国際空港で本日発生した事案で5人が命を落としたと知り、大変悲しく思っている」、「この悲惨な損失の影響を受けたご家族、ご親族、そしてすべての方々に、心よりお悔やみ申し上げます」と述べた。
「事故発生時、21エアが運航していた当該機は、着陸しようとしていた。当社は地元当局および関係機関と緊密に連携して詳細を把握し、あらゆる調査に全面的に協力する」

BBCは今回の件について21エアに連絡を取ったが、返答は得られていない。
フライト追跡サービス「フライトレーダー24」のデータによると、同便は、「使用可能な滑走路」から離脱する際に時速207キロで飛行していた。
同サイトのブログ記事によると、同機はアマゾンの倉庫やその他の企業が利用する駐車場付近に着陸したという。
また、同機がオーバーランした当時、マイアミでは軽い雷雨と突風が発生していた。
アメリカでは7日が「レイバー・デイ(労働者の日)」の祝日にあたり、5日から三連休のため、この週末は人の移動が特に多い。
米運輸保安局(TSA)は、7日までの1週間で、アメリカの空港を利用する旅行者は1700万人に達すると発表した。国内の航空旅客検査を担当するTSAは、6日だけで230万人が飛行機を利用すると予測した。
その中でマイアミ国際空港では、今回の事故のため多くの便が欠航または遅延。多くの利用客はBBCに、公式情報が得られないと不満を口にした。
航空各社のカウンターには、旅行計画の変更を希望する人々で長蛇の列ができ、中にはマイアミにもう1泊するしかないと話す人もいた。
マイアミ国際空港(MIA)は同市の商業地区の近くにあり、全米で特に利用者の多い空港の一つ。
同空港のウェブサイトには、「1928年に設立されたMIAは、アメリカの空港として国際貨物取扱量が1位、国際旅客取扱量が2位、そしてラテンアメリカとカリブ海地域への便数も他のどのアメリカの空港よりも多い」と記載されている。
また、フロリダを訪れる外国人観光客の約60%がこの空港に到着するという。










