長身の選手がベッドで「足を伸ばせない」、日本のコンテナ型宿舎に批判 アジア大会

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アジア最大級のスポーツイベント、第20回アジア競技大会が愛知県で19日に開幕するのを前に、選手ら数千人が滞在する木造のコンテナ型宿泊施設をめぐり批判の声が噴出している。
韓国バスケットボール協会のチョン・ジェヨン副会長はAFP通信に対し、今大会の宿泊環境は「歴代最悪」だと述べた。
「身長が2メートルを超える選手は、ベッドの上で足を伸ばすことさえできない。理不尽だ」
名古屋市を中心に愛知県内各地で開催される今大会をめぐっては、数週間前から十分な宿泊場所を確保できないのではないかとの懸念が上がっていた。大会には1万7000人を超える選手と関係者が参加する予定で、当初想定されていた1万5000人を上回っている。
約2000人を受け入れるコンテナ型宿舎は、大会終了後に災害時の避難施設として再利用できるよう設計されている。しかし、選手らからは苦情が相次いで寄せられている。
バスケットボール韓国代表選手の1人は、自室の配管から水が漏れ、床が水浸しになった様子を撮影した動画を、「助けてください」というキャプション付きで投稿した。
先週には記録的な大雨が名古屋市を襲い、広範囲で浸水被害が起きたため、選手らがコンテナ型宿舎から一時避難した。一部の競技会場では雨漏りも報告された。
韓国バスケットボール協会のチョン副会長は、ほかの参加国・地域の代表団も同様に、宿泊環境への懸念を抱いているとAFP通信に述べた。
インド当局は、選手らがコンテナ型宿舎での生活に慣れるよう、同様の施設を複製して事前に使用させる対応を取った。
宿泊施設の責任者である大会組織委員会の松雄裕太氏はロイター通信に対し、「選手団から出ている不満や懸念については十分認識している」と述べた。
そのうえで、選手の宿泊環境を改善するため、具体的な対策を講じていると説明した。

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通常、選手村が設けられるオリンピックとは異なり、今大会の主催者は、仮設の宿泊施設を選手に提供することを選んだ。
コンテナ型宿舎に加え、4000~5000人の参加者は、15日に名古屋港へ入港したイタリアのクルーズ船に滞在する予定。残る参加者はホテルに滞在する。
今大会に参加する選手や関係者は当初、1万5000人になると見込まれていた。
しかし、アジア・オリンピック評議会(OCA)は8月中旬、サッカーと卓球の要素を組み合わせた競技「テックボール」と、ラケット競技「パデル」がアジア大会の正式競技として追加されたことで、参加者数が1万7000人近くになるとの見通しを示した。
大会組織委員会会長を務める愛知県の大村秀章知事は8月、当局が確保していた予算は1万5000人分だったとし、人数増加に伴って必要になる人員や予算はないとした。
大村知事は、「(超過分の)予算を負担できない」、「物理的に宿泊施設がない。それでも来るのなら自分たちで何とかしてもらうしかない」などと語っていた。
しかし、大会主催者とOCAはその後、7月の期限までに登録を済ませた1万7000人余りの選手と関係者全員に、大会にふさわしい宿泊施設を用意したと発表した。
両者は声明で、ここ数世代で最も壮大なアジア競技大会となることが期待される中、最終準備はすべて予定通り、順調に進んでいると説明した。
フィリピン・オリンピック委員会のアブラハム・トレンティーノ会長はAFP通信に対し、フィリピン代表選手全員の宿泊先を確保したものの、一部の関係者やコーチは「別々のホテルや民泊施設」に滞在していると述べた。
アジア競技大会は19日に正式に開幕し、10月4日に閉幕する。バスケットボールとサッカーの試合はすでに始まっている。









