ロシア首都のレストランで爆発、3人死亡と国営メディア

夜の交差点に赤と白の規制線が張られ、その奥に複数の警官や、黄と赤の救急車が見える。

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画像説明, ロシア・モスクワの爆発現場付近に集まる警官ら
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ロバート・グリーノール

ロシアの首都モスクワにあるイタリアン・レストランで1日、手製の爆発物が爆発し、少なくとも3人が死亡、21人が負傷した。ロシア国営メディアが治安当局の話として伝えた。

爆発は現地時間1日午後8時ごろ、モスクワ中心部に近いクドリンスカヤ広場にあるレストラン「バルツィ・ロッシ」で起きた。

ロシア国家反テロ委員会によると、爆発物を持った女性がレストランに入ろうとし、警備員1人が制止した。

その後、爆発物が起爆し、この女性と警備員1人のほか、レストランで開かれていたプライベートなパーティーの出席者1人が死亡した。

当局は、誰が標的にされたと見ているのかを明らかにしていない。しかし、モスクワ市民の間では、ウクライナとの戦争との関連を疑う向きがあるとみられる。

モスクワのセルゲイ・ソビャニン市長は爆発について、「人命を奪った残酷なテロ行為」だと述べた。

ソビャニン氏は、何があったのかを解明するために捜査機関が取り組んでいると説明したが、それ以上の詳細は明かさなかった。

モスクワやその周辺では近年、ロシア軍の高官の暗殺が相次いでいる。こうした攻撃はウクライナによるものだと、ロシア政府は非難している。

当初の報道では、1日の爆発はレストランの厨房で起きたとされていた。しかし、レストラン側はその後、「店の外で問題が起きた」との声明を出した。

大きな窓が並ぶレストランの前に金属製フェンスが並べられ、その手前に赤色の三角コーンが2つ置かれている。近くを男性1人が歩いている

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画像説明, レストラン「バルツィ・ロッシ」の外に金属製フェンスが設置された(2日)

爆発があったレストランは、ヨシフ・スターリン政権時代の旧ソヴィエト連邦で建てられた高層の建物の一角にある。クドリンスカヤ広場の周辺の道路は、一時封鎖された。

近くでは、夕方に市内を回るサイクリング・イベントに参加しようと数十人のサイクリストが集まっていたが、イベントは中止された。

ロシアの通信社RIAが公開した動画には、一般市民の立ち入りが禁止された現場に、重武装した捜査員が展開する様子が映っていた。

国営メディアによると、レストラン側は当初、敷地内は安全だとインスタグラムに投稿していたとされる。

バルツィ・ロッシはソーシャルメディアを通じて、爆発後の投稿について謝罪。「状況を鑑みると、極めて不適切」な投稿だったため削除したとした。

同店は発生当時について、スタッフは客や救急当局の支援に専念していたと説明。同様の事態が再び起きないよう対策を講じたとした。