北朝鮮とロシア結ぶ初の道路橋が開通、ウクライナの団体は軍事調達に利用されると指摘

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ジェイク・クォン・ソウル特派員
ロシアと北朝鮮を結ぶ初の道路橋が7日、開通した。豆満江を挟んだ国境間で、両国の貨物や旅客が行き来しやすくなった。
北朝鮮の国営メディアは、この橋は「人的交流や観光、貿易」に使われることになると報じた。
一方、ウクライナのオープンソース・インテリジェンス(OSINT)団体「トゥルース・ハウンズ」は、この橋は、ロシアによるウクライナでの戦争を支援するため「秘密の軍事調達回廊を確立することが主目的」だと指摘している。
ロシアが2022年2月にウクライナへの全面侵攻を開始して以来、ロシアと北朝鮮の関係は強化されている。ロシアのウラジーミル・プーチン大統領と北朝鮮の最高指導者、金正恩(キム・ジョンウン)総書記は以前、どちらかの国が「侵略」を受けた場合には互いに支援し合うと約束していた。
道路橋の開通式には、ロシアのミハイル・ミシュスティン首相と北朝鮮の朴泰成(パク・テソン)首相がビデオリンクで出席した。ミシュスティン首相はこの橋を「新たな友好の象徴」と呼んだ。朴首相は、「歴史的な出来事」だと述べた。
ロシア国営タス通信によると、この橋は1日に最大300台の車両と2323人が通行できるという。
今年5月にBBCが報じた人工衛星画像には、全長1キロの道路橋と、それに伴う複数の新しい道路、国境検問所、支援インフラ、駐車場などが写っていた。
ロイター通信によると、両国間には既存の航空路と鉄道橋があるが、道路での国境の行き来はこれまで、特別な手配をして鉄道橋に木の板を敷き、車両が通行できるようにするという、間に合わせの解決策だけだったという。
ロイター通信はまた、ロシア政府は、この橋は当初は貨物輸送に使用され、その後、今年中に旅客輸送に開放される予定だと述べたと報じた。
ミシュスティン首相は、この道路橋は「貿易、経済、科学、技術、文化における協力のいっそうの発展において、強力な推進力となる」と述べ、ロシアと北朝鮮の関係は「かつてないほど高い水準にある」とした。
この橋の開通による最も直接的な影響としては、ロシアへの武器輸出の増加が考えられる。
韓国の情報機関の調査員によると、北朝鮮がすでに70億~140億ドル相当のロケット弾やミサイル、砲弾を、ロシアへ船で輸送したと推定される。また現在、推定1万1000人の北朝鮮軍の兵士が、ロシアでウクライナ軍と戦っている。

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トゥルース・ハウンズは先に発表した声明で、2024年にロシアと北朝鮮が包括的戦略的パートナーシップ条約を結んだことを踏まえると、この橋は北朝鮮の部隊や建設作業員、軍高官らをロシアへ直接送りこむために使われる可能性があると述べた。
「加えて、橋の開通により、ロシアの技術と資源が逆方向、つまり北朝鮮へ流れるようにもなる」とも、同団体は指摘した。
この橋は2025年に着工した。プーチン氏は前年の2024年、24年ぶりに北朝鮮を訪問した際に、パートナーシップ条約の締結と併せ、この橋の建設にも合意した。建設には遅延があったものの、橋は495日で完成した。
2024年にロシア人観光客の入国が許可されて以来、北朝鮮にはロシア人観光客が少しずつ訪れている。北朝鮮は現在、首都・平壌と南東部の海岸リゾート「元山葛麻海岸観光地区」にロシア人観光客を受け入れている。一方、他国からの観光客は引き続き拒否している。
この道路橋はまた、北朝鮮の労働者をロシアへ輸送するためにも利用されると予想されている。
韓国の推計によると、約1万人の北朝鮮人が、ロシアの建設現場や伐採キャンプで働いている。国連は各国に対し、北朝鮮人労働者の利用を禁じているが、多くの北朝鮮人が学生を装い、学生ビザ(査証)でロシアに入国しているという。
米シンクタンク「戦略国際問題研究所(CSIS)」のヴィクター・チャ氏は、今年5月にBBCヴェリファイ(検証チーム)の取材に対し、「(橋の)建設スピードは、両国間の貿易活動の量を反映している」と語った。
「これは主に、北朝鮮がプーチン大統領のウクライナでの戦争に兵士や武器、弾薬、そして労働者を提供していることが原因だ」とチャ氏は述べた。
「ウクライナでの戦争以前、北朝鮮とロシアの関係は、北朝鮮と二つの隣国との関係の中でも静かな方だったと言える」















