イラン、戦闘終結で合意ならホルムズ海峡は再開と

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イランのアッバス・アラグチ外相は12日、戦闘終結に向けたアメリカとの合意が間近で、その内容にはホルムズ海峡の再開が含まれていると述べた。アメリカ側も、同様の説明をしている。
アラグチ氏は国営テレビに対し、イランの港湾に出入りする船舶に対してアメリカが実施している海上封鎖の解除が、両国の「了解覚書(MOU)」の筆頭項目になっていると話した。一方、イランの核開発計画に関しては、後日協議が開始されるとした。
アラグチ氏はまた、「交渉の最終段階が完了次第、この合意は署名され、発表される」と説明。「数日中に実現する可能性がある。非常に期待している」と述べた。
重要水路のホルムズ海峡については、管理が「以前とは異なるものになる」とアラグチ氏は述べた。イランは同海峡を封鎖して以来、通行料の支払いを求めている。これに対しアメリカは、通行は無料であるべきだと主張している。
アラグチ氏はさらに、MOUはイスラエルとレバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラとの間の紛争の終結も想定していると述べた。これまでの米メディア報道では、レバノンは合意の対象外となる可能性が示唆されていた。一方で、イランはレバノン情勢も含めるよう強く求めていると報じられてきた。
アラグチ氏は、イランの安全保障に関する最高意思決定機関である最高国家安全保障会議(SNSC)には、今回の合意案に対して「賛成派と反対派」が存在すると説明。全体的な決定にはまだ至っていないとし、「現時点では待つしかない。承認されれば、合意は遠隔で署名されることになる」と述べた。
これまでより楽観度高いと米当局
米当局も12日午後、記者団への説明で、合意に関する報道の一部は事実だと認めた。また、合意によってホルムズ海峡が再開され、その見返りとしてアメリカはイランの港湾を出入りする船舶を対象とした封鎖を解除するとした。
これらの措置は、合意が成立すればすぐにも実施される見込み。その後、イランの濃縮ウランに焦点を当てた60日間の交渉が続くことになっている。当局によると、核兵器製造に不可欠な濃縮ウランはすべて現地で廃棄し、国外に運び出す見通しだが、具体的な方法はまだ検討段階だという。
イランは数十年にわたり、核兵器開発を企てていると西側諸国から非難されている。これに対しイランは、計画は発電や研究など平和目的のものだとし、非難は不当だとしている。
現在の戦争は、アメリカとイスラエルが2月28日にイラン全土を空爆したことから始まった。イランは、イスラエルや、湾岸地域のアメリカの同盟国を攻撃し、世界の石油や液化天然ガスの主要な輸送ルートとなっているホルムズ海峡を事実上封鎖した。
アメリカとイランは4月に停戦で合意した。しかし、その後も断続的に交戦しており、今週は2回攻撃し合っている。
両国の間ではここ1、2カ月間、さまざまな合意案が浮上しては不成立に終わっている。米当局は、今回は楽観度が高く、合意の内容についてよりオープンになっている点で、これまでと違うとしている。

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アメリカのドナルド・トランプ大統領は11日、交渉団が「素晴らしい合意を成立させた」ため、イランに対する「予定されていた攻撃」を中止したと説明。この合意はまもなく署名される見通しだとした。
イランのメディアは12日、14項目の合意案の一部とされるものについて報じた。しかしトランプ氏は、この案は、「合意された条件とは何の関係もない」、「事実とは無関係だ」としていた。
この数時間後、合意交渉を仲介しているパキスタンのシャバズ・シャリフ首相は、アメリカとイランがMOUで合意し、最終的な取りまとめを待っている段階だと述べた。
現在の交渉は、停戦の延長と、イランの核開発計画などの主要課題をめぐる協議の開始を目指すもので、イスラエルは関与していない。
米当局は、合意によってイランが経済的利益を得るかは、同国が義務を履行するかにかかっているとした。
イランのメディアは、本格的な交渉が始まる前に、一部のイラン資産の凍結が解除される見通しだと報じている。一方、米当局はこれを否定し、事前の凍結解除はないと強調。制裁解除を含め、それらの措置は段階的に実施し、イランは徐々に世界経済に再統合されていくとした。
今回の合意は、イランに対し、中東地域の代理組織への資金提供の停止も求めているとされる。これは、ヒズボラに対するものなどを指している。











