ゴルフ全英女子オープン、桑木志帆が優勝 プレーオフで相手選手に不運

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スティーヴ・サトクリフBBCスポーツ記者
ゴルフのメジャー大会AIG全英女子オープンの最終ラウンドが2日、イングランド北西部のロイヤルリザム・アンド・セントアンズGCであり、桑木志帆(23、日本)が極めてまれな展開となったプレーオフの末、初優勝を果たした。桑木と優勝を争ったエスター・ヘンゼライト(27、ドイツ)は、プレーオフで打ったボールが運営スタッフに当たる不運に見舞われた。
最終ラウンドはドラマ、魔法、そして不運に満ちていた。勝負の分かれ目となった18番ホールは特にそうだった。
まず、ヘンゼライトがこのホールで45フィート(約14メートル)のバーディーパットを沈め、5アンダーで桑木と並び、勝負をプレーオフへと持ち込んだ。先にホールアウトしていた桑木は、クラブハウスの中で緊張した面持ちでこれを見ていた。
サドンデス方式のプレーオフに入ると、両者は1ホール目、それぞれ異なるゴルフを見せながらパーとした。続けて、18番ホールで3回目となるプレーでは、ヘンゼライトのティーショットがコースマーシャル(運営スタッフ)に当たり、エニシダの茂みに。ヘンゼライトは苦境に立たされた末、パーをセーブできずにこのホールを終える。
桑木はその後、これを入れれば優勝という短いパーパットに臨んだ。確実に決め、優勝賞金111万ポンド(約2億3000万円)を獲得。英ウェールズのロイヤル・ポースコールGCであった前回の全英女子オープンで予選落ちしてから1年後の快挙だった。
桑木は表彰式のインタビューで、「信じられないです」と述べた。プロ転向後これまでの5勝は、すべて日本国内のツアーだった。
「この舞台に立てていること自体がすごい光栄なことなので、本当に1ホール1ホール全力で向き合って最後まで楽しもうと思いました」
「日本勢として大会を盛り上げられたことは本当にうれしいですし、これからもチームジャパンで盛り上げていきたいなと思います」
桑木の目を引くスタイルが勝利を演出

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ランカシャーの荒波が吹き荒れる海岸沿いのコースで、選手らは気まぐれな天候に苦しんだ。そうしたなか、桑木はこの日、1アンダー70の好スコアをマーク。日本人で4人目となる優勝を果たす絶好の位置につけた。
だが、夕方の冷え込みが始まるころ、ヘンゼライトが着実なアプローチで、優勝争いに絡んだ。
ヘンゼライトは16番のグリーンで、プレッシャーからパットをカップの縁をかすめるように外し、痛恨のボギーをたたいた。それでもしっかりと立て直し、最終ホールはクラブハウス前の満員の観客の前で、長いパットを魔法のように決め、この上ないクライマックスの舞台を整えた。
ヘンゼライトはプレー後のインタビューで、「あのパットが入った瞬間は最高だった」、「今日は優勝のチャンスを自分でつかんだし、自分の出来にも満足している。プレーオフ2ホール目で少し運が悪かっただけだ」と振り返った。
対する桑木は鮮やかなグリーンのウェアとボールが夕暮れの中でも人目を引いただけでなく、ティーショットからグリーンまで鮮やかなプレーを披露し続けた。バーディーチャンスもいくつかつくり出した。
桑木はこの日の快挙で、全英女子オープンのこれまでの50大会で43人目となる優勝者となった。一方、今回3位のイエリミ・ノー(アメリカ)は、54ホール終了時に3打差でリードしながら優勝を逃した初の選手となった。











