仏パリ近郊に漫画のテーマパーク建設へ、サウジアラビアと合意

ドラゴンボールの主人公の巨大なイラストの手前に、コンピューターが並び、複数の人が操作している

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画像説明, 仏大統領府によると、エマニュエル・マクロン仏大統領とサウジアラビアのムハンマド・ビン・サルマン皇太子は共に、日本の漫画「ドラゴンボール」を原作とするテレビアニメ「ドラゴンボールZ」の熱烈なファンだという
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フランスとサウジアラビアは24日、パリ近郊に三つのテーマパークを建設することで合意した。総事業費は60億ユーロ(約1兆1100億円)で、テーマパークの一つは、日本の人気漫画「ドラゴンボール」を原作とするテレビアニメ「ドラゴンボールZ」に着想を得たものとみられる。

フランスのエマニュエル・マクロン大統領は今回の動きについて、「ディズニーランド・パリの開業以来」見られなかった規模のものだと称賛。「私が漫画に関心があることは皆さんご存知でしょう」と付け加えた。

セルジー・ポントワーズ近郊に建設されるという各テーマパークの開業時期について、仏大統領府は明らかにしていない。各テーマパークは段階的に開業する予定で、建設には数年かかる見込み。

この計画は、サウジアラビアのムハンマド・ビン・サルマン皇太子が23~24日の2日間の日程でフランスを公式訪問する最中にまとまった。

仏大統領顧問が24日に記者団に語ったところによると、この計画はマクロン大統領とムハンマド皇太子が以前、日本の漫画、とりわけ「ドラゴンボールZ」への共通の情熱について話し合ったことがきっかけだという。

ネイビーのスーツに黒のネクタイを着けたマクロン大統領と、白いトップスを着て、赤と白の布を頭にかぶったムハンマド皇太子が並んで立ち、写真撮影に応じている。マクロン氏は口を閉じて微笑み、皇太子は口を開けて笑顔を見せている

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画像説明, 2日間の日程でフランスを公式訪問中のサウジアラビアのムハンマド・ビン・サルマン皇太子はパリに滞在した

マクロン氏は漫画ファンとして知られる。4月に来日した際には、記者会見の最後に、「ドラゴンボール」シリーズの主人公が繰り出す「かめはめ波」のポーズを高市早苗首相と披露した。

テーマパーク建設計画は、サウジアラビア政府が100%出資している投資会社「キディヤ・インヴェストメント・カンパニー(QIC)」が主導する。同社は2024年、サウジアラビアの首都リヤド近郊に「ドラゴンボール」のアニメを主題としたテーマパークを建設すると発表していた。

地元メディアによると、新たなテーマパークは、ヴァル・ドワーズ県にあった「ミラポリス・テーマパーク」の跡地に建設される可能性があるという。ミラポリスは35年前に閉園した。

青、白、赤、黄の中世風の服を着た巨大な男性の像が、緑の木々や湖を見下ろすように、両足を広げて座っている

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画像説明, 仏メディアは、ミラポリス・テーマパークの跡地に新たなテーマパークが建設される可能性があると報じている。画像は、ミラポリスの巨大な像や湖

仏大統領府は、この計画で約2000人の雇用創出が見込まれるとしている。今回の合意はフランスとサウジアラビアの結びつきがさらに深まることを示唆している。

ムハンマド皇太子の滞在中、皇太子とマクロン氏は医療、交通、エネルギーに関する複数の協定への署名や、アメリカとイランの紛争に関する協議を予定していた。

マクロン氏は23日、ムハンマド皇太子の2日間の公式訪問は「重要な節目」になると、ソーシャルメディアに投稿。中東が複数の課題に直面する中、「フランスとサウジアラビアは、平和と安定を促進するために常に協力してきた」と付け加えた。

サウジアラビアは、レジャーやエンターテインメント産業への投資などを通じて、石油収入への依存から脱却し、経済の多角化を目指している。

マクロン氏は23日、eスポーツ・ワールドカップの閉会式にムハンマド皇太子を招いた。同大会は当初、リヤドで開催される予定だったが、中東での紛争をめぐる安全上の懸念から、開催地がパリへ変更された。