【2026年サッカー男子W杯】 スターマー氏、試合開始時間めぐりFIFAへの働きかけ指示 イングランド対メキシコ戦で

画像提供, PA Media
サッカー男子ワールドカップ(W杯)北中米大会で、アメリカ代表選手の出場停止処分をめぐるドナルド・トランプ米大統領の介入が問題視されるなか、イギリスのキア・スターマー首相もイングランド代表の試合開始時間に関して、国際サッカー連盟(FIFA)への働きかけを指示していたことが判明した。イングランド対メキシコの試合は、開始時間が二転三転した。
スターマー氏は6日、試合開始時間を元の時間に戻すために「戦い」対応したのだと首相官邸での集まりで述べた。それは「直感に反すること」だったとも話した。
サッカーと政治をめぐるこの動きについては、英紙サンが6日に最初に報じた。
ことの発端は、メキシコのメキシコシティー・スタジアムで現地時間5日(日本時間6日)にあったイングランド対メキシコの決勝トーナメント2回戦について、FIFAが試合の数日前に、嵐の予報をもとに開始時間を6時間前倒しにする方向で動いたことだった。スタジアム周辺では、落雷や洪水による影響の恐れが懸念されていたという。
これを受けてスターマー氏は、FAの支持を得て、開始時間を当初の予定に戻すべきだと主張するよう、関係者に指示したという。
英外務省職員らも、メキシコ市の英外交官らと連絡を取り、変更に反対するよう求めた。この目的は、現地入りしていたイングランドのサポーター約3000人が、試合を確実に観戦できるようにすることだったという。
FIFAは結局、当初予定していた開始時間を守ると決めた。だが、悪天候のため、最終的にキックオフは1時間遅れた。
FAはこの件についてコメントしていない。
双方の協会が変更に反対
キックオフまで48時間を切った時点で開始時間を6時間早めるというFIFAの案に対しては、FAとメキシコ・サッカー協会の両方が、サポーターの移動計画やチームの試合準備に影響すると懸念して反対した。
メキシコ代表のハビエル・アギーレ監督は、開始時間を早めるという案について、「腹を殴られた」ようなものだと評した。
5時間以上にわたり不透明な状況が続いた後、FIFAは当初の予定どおりの時間帯で、試合を行うと明らかにした。
イングランドはこの試合、メキシコを3-2で破った。イングランドは11日(日本時間12日)、米マイアミである準々決勝でノルウェーと対戦する。











