ロシアがウクライナ首都など大規模空爆、少なくとも9人死亡

キーウの街のシルエット上部の空で、鮮やかな黄色と白の閃光が炸裂している

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画像説明, ウクライナの首都キーウで夜間に空爆があった(2日)
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ウクライナの首都キーウなど各地の都市で2日にかけ、ロシアによる大規模な夜間攻撃があり、合わせて少なくとも9人が死亡し殺害され、数十人が負傷した。

ウクライナの大部分で空襲警報が出された。当局などによると、南東部ドニプロでは5人が殺され、25人が負傷した。

キーウでも2日未明の空爆で、4人が殺害され、少なくとも51人が負傷した。中心部で大きな煙が上がった。

キーウのヴィタリー・クリチコ市長は、高層住宅2棟が攻撃され、がれきの下に住民らが閉じ込められている恐れがあると述べた。また、市民らに対し、避難所にとどまるよう呼びかけた。

同市の軍事行政トップのティムール・トカチェンコ氏は、「敵は弾道ミサイルで攻撃している」と話した。

キーウへの空爆は早朝まで続いた。大きな爆発音が10数回続き、その合間にドローンが飛ぶ音が聞こえた。

同市のクリチコ市長によると、ガソリンスタンドの近くや建設現場、集合住宅数棟、民家2軒で火災が発生したという。市内全域で停電や火災が報告されている。被害の全容は明らかになっていない。

南部ザポリッジャでは工業施設も攻撃された。

空爆を受けた店舗の屋上部分に炎が見え、消防士が消火活動をしている

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画像説明, ロシアの空爆で破壊された建物(2日)

一方、ロシアのクラスノダール地方の緊急対応センターによると、イルスキー製油所でドローン攻撃があり火災が発生した。死傷者は報告されていないという。

ロシアの空爆予告

ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は1日、毎夜恒例のビデオ演説で、「ロシアの空爆について、報機関の警告は継続している。大規模な空爆の可能性がある。向こうはその準備ができている」と述べ、空襲警報に特別な注意を払うよう住民に呼びかけていた。

ロシアは先週、ウクライナに対し「組織的な攻撃」を開始すると警告。キーウの軍事および意思決定の施設を標的にするとし、外国人に同市を離れるよう求めた。また、この攻撃は、ロシアが支配するウクライナ東部ルハンシク州で先月、学生寮へのドローン攻撃で21人が殺害されたことへの対応だとした。

ウクライナ軍参謀本部は、5月22日未明にかけて同州スタロビルスク近郊で攻撃を実施したことを認めているが、対象はロシア軍の部隊だったとしている。

ウクライナ当局は、ロシアの攻撃の予告を「恥知らずな脅迫にほかならない」と非難する声明を発表。同盟関係にある国々に、ロシアに対する圧力を強めるよう訴えた。

両国の間では短期間の停戦が5月に終了。以降、ロシアは数回にわたりキーウをミサイルやドローンで攻撃している。集合住宅への攻撃では、子ども3人を含む24人を殺害した。

一方、ウクライナもロシア・モスクワ州をドローン攻撃し、3人を殺害している。ゼレンスキー氏は、ロシアの攻撃に対する「完全に正当な」報復だとしている。

地下鉄駅の構内にいくつかのテントが張られ、多くの人が持ち込んだ簡易いすに座るなどしている

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画像説明, キーウの地下鉄駅には多くの市民らが避難した