イランとの戦争での負傷者600人超、米国防総省が発表 死者の区分変更に非難も

複数の正装米兵が、アメリカ国旗に包まれた棺を運んでいる

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画像説明, イランとの紛争で死亡した米軍犠牲者を悼む「威厳ある移送」が、米軍基地で行われた(22日、米デラウェア州ドーヴァー空軍基地)
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ブランドン・ドレノン記者

米国防総省は25日、ドナルド・トランプ大統領が2月末にイランへの攻撃を命じて以来、少なくとも624人の米軍兵士が負傷したと発表した。

負傷者のうち417人は「エピック・フューリー(壮絶な怒り)作戦」によるもので、207人は「海外作戦」によるものだという。

米国とイランは4月に停戦に合意し、6月には「了解覚書(MOU)」に署名したが、その後も双方による攻撃は続いている。

国防総省は先週、戦争における負傷者と死者の統計を改訂し、「エピック・フューリー作戦」で7月に死亡した4人を「海外作戦」の死者数に計上した。

国防総省の国防死傷者分析システムによると、イラン攻撃開始時の作戦を意味する「エピック・フューリー作戦」による死者数は、21日の時点で18人、負傷者数は482人と記載されていた。

その後、そのうち4人の名前が削除され、23日には死者数は14人に減った。

この4人は現在、海外作戦の記録に掲載されている。この記録は「2026年7月7日以降の死傷者数」を計上したものだとされ、ここに含まれている死者はこの4人のみ。

死傷者統計の負傷者と死者の数が共に説明もなくひっそりと変更されたことは、統計の透明性を損なうものとして批判された。

「政権は死傷者数だけでなく、この戦争全体について、正直に話すことに非常に苦労しているようだ」と、トランプ政権発足当初に米欧州軍を指揮していたベン・ホッジス退役中将は述べた。

トランプ氏を頻繁に批判している共和党のトーマス・マッシー下院議員はソーシャルメディア「X」で、イランとの紛争をカテゴリー分けするのは「ばかげた策略」だと批判した。

BBCは国防総省にコメントを求めている。

国防総省のショーン・パーネル報道官はXで、変動する数値を「一時的なデータ障害」だと説明。 「サイトでのこうした異常について現在、軍と連携して解決に向けて取り組んでいる」と、声明で述べた。

トランプ氏は21日、自分のソーシャルメディア「トゥルース・ソーシャル」への投稿で、「イランとの軍事衝突」により18人が死亡したと書いていた。

AP通信によると、国防総省のウェブサイトに「海外作戦」という項目が初めて掲載されたのは26日のことだった。

そこには最近死亡した陸軍兵士4人の名前と、負傷者207人の名前が記載された。この207人全員が、イランとの戦争の結果として負傷したかは不明だ。

分類の変更は、7月に死亡した4人の米兵を反映したものとみられる。トランプ大統領が6月に署名した暫定合意が崩壊し始め、そして大統領が7月8日にイランとの停戦は「おしまいだ」と宣言した後に、この4人は亡くなっている

今月17日、ヨルダンの基地がイランのミサイル攻撃を受け、米兵3人が死亡した。イラクの基地でも、イランのドローンを制御爆破した際に米兵1人が死亡した。

アメリカは7月中旬以降、イランの軍事インフラを攻撃。対するイラン軍は近隣諸国の米軍基地に向けて発砲するなど、13夜連続で応酬を繰り広げた。

攻撃は24日に一時的に止み、戦闘のない夜が26日まで3日続いている。